防災サテライト拠点は、クアラルンプール市(マレーシア)のマレーシア日本国際工科院(MJIIT)内に設置し、ASEAN湿潤変動帯における巨大災害に対する総合防災科学研究を実施するとともに、ASEAN広域波及災害に対する早期警戒システムを構築します。
主な活動は以下の通りです。
- マレーシア、ベトナムでは、豪雨・洪水・土砂災害に関する共同研究
- タイでは、豪雨・洪水・土砂災害・地震による地盤災害に関する共同研究
- インドネシアでは、地震・火山・地すべりに関する共同研究
- フィリピンでは、地震・火山・地すべり・台風に関する共同研究
- 各国共通課題である大規模自然災害の災害リスクを軽減するための早期警戒システムの先端的な技術開発と実用化
- MJIITにおける人材育成プログラム(大学院レベルでの防災学課程を含む)のカリキュラムの開発
- チュラロンコーン大学、アジア工科大学、ガジャマダ大学、フィリピン大学、ベトナム水資源大学等、ASEAN各国の防災研究を先導する大学との研究ネットワークの構築
- 「ASEAN防災共同研究・人材育成プログラム」の発足
- ASEAN防災研究協力枠組み構想の確立
またSATREPS防災課題(インドネシア火山、ミャンマー洪水など)とも連携し、持続可能な開発に資する総合防災に関する共同研究を推進します。
メンバー
研究リーダー
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寶 馨京都大学 大学院
総合生存学館(思修館)・学館長 -
角 哲也京都大学
防災研究所・教授